氷室冴子

骨太なラノベ。ラノベっぽくないおすすめラノベ。『銀の海 金の大地』

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銀の海 金の大地〈11〉 (コバルト文庫)

 

『銀の海 金の大地』

手に汗握る展開でおもしろいよおすすめ度★★★★★

何度も読み返してしまう古代ファンタジー★★★★★

 

骨太ラノベ・古代ファンタジー

ふと、しっかりしたファンタジーが読みたいと思うときに、読み返しています。もう何度読み返したことか。手に汗にぎる物語。続きが気になっておもしろくって やめられない。寝る間を惜しんでまで読み進めてしまう。そんなすばらしいラノベです。氷室冴子さんの『銀の海 金の大地』1~11巻。少女向けレーベルコ バルト文庫から出ています。

 

友達に、古代系が好きならおすすめだよ、と紹介してもらったもののひとつでした。他には荻原規子さんの勾玉3部作(空色勾玉、白鳥異伝、薄紅天女)とかおすすめされましたが、私は『銀の海、金の大地』の方が好きです。『銀金』と略して、よく友達と語っていました。

 

もう本当におもしろいんですよ。古事記を題材にした古代ファンタジー。今読んでもおもしろい。最近のライトノベルって割とさらっと読めるものばかりですけど、これは深い。今のコバルトではめったにお目にかかれない作品だと思います。もっとこういう感じの物語がたくさん読める日がくるといいなと密かに思っています。

 

『古代転生ファンタジー』って副題にあったんですが、とうとう転生することはなかったですね…続きがよみたかったんですけどね。いつかいつかと、佐保彦の章を長年待っていたんですけどね。残念です。あとはしっかりしたファンタジーとい言えば『十二国記』や『彩雲国物語 』もおすすめですね。