葉山透

0能者ミナト9巻 感想

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

0能者ミナト<9><0能者ミナト> (メディアワークス文庫)

 

霊能力がないちょっと捻くれた毒舌な主人公が科学や知識で怪異の謎を解いていくお話です。このシリーズももう9冊目なんですね。今回もおもしろかったです。

 

この怪異の仕組みってどうなんだろうってすごくわくわくしてさらにそれの対処法はどうなるんだろうと楽しかったです。今回もなかなかすごい落としどころを持ち出してきましたね。

10巻以降の感想はこちらから
0能者ミナト10巻 感想
0能者ミナト11巻 感想

怪異は必ずしも悪なのか?

ただ、この怪異って本当に退治しなきゃいけなったのかな?ってちょっと思ってしまいました。まぁそれも人間本位の勝手な意見なんですけどね。人間に悪意が向いていないものを退治するのって悲しいなぁと。でも悪意がなくても被害があるから仕方がないのかなとも思ってしまいますけどね。こういう問題って難しいですね。

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

理彩子さんの魅力

だんだん理彩子さんがミステリアスな美女からおもしろくてちょっと抜けている残念で愛すべき人って認識になってきました(笑)『なんじゃこりゃああ』をすっかり忘れている自分がいます。本当に何があったか思い出せない…悔しい(笑)時間があったら1巻から読み直してみようと思います。

 

作中にこれは誤字かなって気になったところがあったんですが、数行先にも同じ表記で記されていたのでこれはきっと外国語を日本語にする時の揺れなんだろうなと思っていたら、あとがきにちゃんと書いてありました。やっぱりカタカナ表記って難しいですね。

 

そして9巻の特装版のドラマCDが気になりますね。ドラマCD版付きを買えばよかったかなぁとちょっと後悔しています。

関連記事
0能者ミナト10巻 感想