三萩せんや

神さまのいる書店 まほろばの夏 感想

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神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)

 

ほのぼのファンタジーでした。神さまが大活躍するお話かと思ったら全然違いました。でも全体的にはきれいにまとまっていてとてもよかったです。ただちょっときれいにまとまりすぎで、ご都合主義な感じがしてしまうのがもったいなかったかなと思います。でもハッピーエンドでよかったです。

 

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青春ストーリー

ただちょこちょこ気になる描写(主人公の性格?)があって残念でした。あとはなんだか背中がむずがゆくなっちゃうような甘酸っぱい青春物って感じで、中高生向きなさわやかな感じでした。久しぶりにさわやか恋愛青春物を読んだ気がします(笑)物語が素直で優等生って感でしたね。ストーリーにひとひねりふたひねりあるともっと物語に深みがでてよかったかなと思います。自分的にはもうちょっとブラックな雰囲気になるとより好きになれる作品です。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

うーん、ふたりだけの秘密っていうことを他の人に親友だからって勝手にしゃべっちゃうって主人公がなんだかなぁ…「誰にも内緒だよ」ってこうやって広まっていくんだろうなぁ…って感じでした。事後報告で許しは得られましたけど、ちょっと納得いかないなと。事前に許可とろうよ!!そんなこともありつつ、ちょっと友情の描き方が残念だったかなと。あとは、お姉ちゃん、すごくいい人だと思うよ。主人公が言うほどひどくいないよ!!

 

 

あとは本好きの人間ってこうだよね!!みたいな押し付けてくる感じがちょっと苦手でした。ツンデレサクヤくんはよかったです。好きです。ただあっさりと××になったのはちょっとびっくりでした。もうちょっと試練とかあって主人公と2人で力を合わせて乗り越えるストーリーとかがあってもよかったかなと思います。その方がもっとわくわくどきどきで楽しめたかなと思います。