瀬川貴次

ばけもの好む中将5巻 冬の牡丹燈籠 感想

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ばけもの好む中将 伍 冬の牡丹燈籠 (集英社文庫)

 

時は平安時代、ばけもの好きな中将さんとそれにふりまわされる主人公の物語の5冊目です。なんとあのばけもの好む中将さんの怪異熱が冷めちゃった!?怪異をこよなく愛するあの異常なまでの執着心はどうしちゃったの!?それを心配する主人公宗孝。怖いながらも怪異情報を集めて中将さんの心をほぐそうと奮闘します。

今までのおさらいと6巻以降の感想はこちらから
ばけもの好む中将4巻 踊る大菩薩寺院 感想
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あの怪異熱はどこへ???

今回もすごく楽しかったです。中将さんとそれに振り回せる真面目で健気な宗孝さんのコンビがいいですね。そして今回はちょっと中将さんがおちゃめでしたね。

※以下ネタバレを少し含む感想です

 

春若と真白のシンデレラストーリーの行方も気になります。このカップリング好きなんですよね。そしてまさかのダークホース現る!?そして意外に中将さんが楽しそうなんですが(笑)ばけもの以外のことにも興味をしめすのね。おもしろそうだからという理由で、ひっかきまわされちゃ、また真面目な宗孝が悩みそうですけどね。またそこがおもしろそうではあります。

 

思い出の魔所

思い出の魔所という響きがなんとも笑いを誘います。けなげな宗孝がかわいそうでおもしろい(笑)本当にいい人だなぁ。主人公の心のツッコミとかすごく楽しくて思わずくすっとしちゃうところがたくさんあって今回もすごくおもしろかったです。そして中将さんがまだ出会ったことのない宗孝のお姉さんが2人いることが判明。今後登場予定はあるんでしょうか?楽しみです。

 

途中まですごくおもしろかったんですが、ちょっとおもしろさが違うところに持って行かれて失速しちゃった印象が残念です。だんだんと右大臣さん寄りのストーリーになっちゃうんでしょうか。主人公宗孝がんばれ!!主役の座を奪われないように!!

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