森博嗣

Wシリーズ5巻 私たちは生きているのか? 感想

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私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? (講談社タイガ)

 

wシリーズももう5冊目です。刊行ペースがはやいので、前の巻の話を忘れないうちに続きが読めるがとてもうれしいです(笑)近未来のお話です。人間とロボット(ウォーカロン)の行く末はどうなっちゃうんでしょうか。

 

物語の内容的にはいつか本当に起こりそうな未来でちょっと怖いですよね。最後の掛け合いが、なんだか和んでとてもよかったです。それともそれこそが未来への暗示ですか?

今までのおさらいと6巻以降の感想はこちらから
Wシリーズ1巻 彼女は一人で歩くのか? 感想
Wシリーズ2巻 魔法の色を知っているか? 感想
Wシリーズ3巻 風は青海を渡るのか? 感想
Wシリーズ4巻 デボラ、眠っているのか? 感想
Wシリーズ6巻 青白く輝く月を見たか? 感想
Wシリーズ7巻 ペガサスの解は虚栄か? 感想
Wシリーズ8巻 血か、死か、無か? 感想
Wシリーズ9巻 天空の矢はどこへ? 感想
Wシリーズ10巻 人間のように泣いたのか? 感想

トラブルメーカー?

行く先々で事件に巻き込まれるハギリ博士御一行。先生にその自覚があったとは驚きです(笑)今回もなかなか興味深く、考えさせられる事柄でした。こういうことを突き詰めていけるって楽しいことですよね。

 

人間が生み出したウォーカロン。人間とウォーカロンの違いとは?彼らは人間に憧れて人間になってしまうんでしょうか?

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

今回、名前を呼んではいけないあの人(笑)は出てきませんでしたね。そろそろあの方のご登場が待ち遠しくなってきました。ラスボス光臨しないかなぁという感じですね。「生きる」「生きている」ということの定義って難しいですよね。

 

なかなか今回も深く考えさせられるお話でした。実際に起きる事件もなかなか現実に起こりそうな感じですよね。ちょっと怖いですよね。「すべてがFになる」のアニメのバージョンでも見た、バーチャル空間に意識だけ入っていくっていうのは怖いですよね。

 

自分の体は別にあってそれが自分の意志でどうこうできないって恐怖ですよね。ラノベとかでもよくゲームの世界に入るっていう設定で見かけますよね。バーチャル空間も現実も両方とも自分の思い通りに動かせれば問題ないんでしょうけどね。

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