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鬼門の将軍 感想

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鬼門の将軍

 

この小説はどんな感じかなと思ってわくわくしながら読みすすめました。「鬼門の将軍」という題名からすると、すごく強そうな武将が出てくる歴史冒険物かな?それとも結構、歴史物ばりばりのふつうの歴史小説かな?などと予想しながら読みました。

 

 

すると現代で起こる事件と歴史の謎が組み合わさっている、同じ作者高田崇史さんのQEDシリーズと似たような感じの小説でした。いつもと同じでした。ただし謎解き主人公組が違うという感じですね。薬剤師の先輩後輩ではなく、今度は美女と大学生の従姉弟コンビです。

 

QEDシリーズでよかったんじゃ?

本当にいつもと同じように、おいしい飲み物と怨霊と歴史の謎解きのお話でした。最初はQEDより前の時代かなと思っていたので、この2人でもありかなと思っていました。ですが小説を読み進めていくうちに、年代もQEDと一緒ということが判明しました。そうなるとわざわざ新しいコンビではなく、タタルさんと奈々ちゃんコンビでよかったんじゃないかなって思っちゃいました。

 

 

探偵役なら他に毒草師さんというシリーズもありますし、増やす必要あったのかなとちょっと思っちゃいました。こちらの従姉弟のコンビもよかったんですけどね。相変わらず歴史の謎は楽しかったです。自分の知識が広がってうれしいです。実際に起きている事件の謎は、いつものとおり、まぁって感じでしたけどね(笑)

 

 

※以下ネタバレを含まない程度の感想です。

 

時代が現代ではないですね。ことあるごとに年代を匂わせる事件やその時にはやったものとか、芸能情報が盛り込まれます。でもこの時代って携帯電話ってあったの???あと聞いたことある名前の刑事さんも、がんばっているみたいですね。それよりも前に起こっている不思議な事件も誰か探偵役っぽい人が解決しているんでしょうか?気になります。

 

 

と読み進めていたところ、どうやらQEDシリーズと年代が一緒の物語みたいですね。ということは一つ目事件とかってタタルさんが解いた事件ってことですよね。漢方薬局の詳しい人って絶対にタタルさんですもんね。

 

 

毒草師

萬願寺響子さん、どこかで見たような名前だなと思ったら、毒草師4巻の七夕雨闇で出ていたんですね。すっかり忘れていました。

 

七夕の感想はこちらから

毒草師 4巻 七夕の雨闇 感想

 

 

それに響子さんの親友ってもしかして毒草師4巻の七夕の雨闇に出ていた人たちですか?こちらの本も読み直してみたくなりました。あれ?ということはQEDシリーズの奈々ちゃんたちも結構古い時代の人たちなんでしょうか???もうちょっと現代だと思っていたんですけどね。ということは年代もQEDと一緒ということですね。タタルさんと奈々ちゃんコンビでよかったんじゃないのかなって思っちゃいました。探偵役なら他に毒草師さんというシリーズもありますし、増やす必要あったのかなとちょっと思っちゃいました。でも鳴上漣くんはいい感じで私は好きです。また登場して欲しいな。QEDシリーズに特別出演でも楽しそうです。

 

 

歴史の謎

「むほん」に謀反と謀叛の2種類があって意味が違うなんて初めて知りました。勉強になります。今回も歴史の謎がおもしろかったです。残念なことにだんだんとまんねり化しちゃっているのは残念です。また行き着く先の結論はこれなのねと。まぁ確かに古代ではすごく重要だったと思いますけどね。納得もしますけどね。