犬塚惇平

異世界食堂1巻 感想

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異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)

 

異世界食堂の小説は、アニメ化が決まる前から存在は知っていました。というか小説になる前の段階の、web小説時代から存在は知っていました。ですが、WEB小説は全般的にあまり私と相性があわないので、倦厭していたんですよね。でもアニメなら見てみようかなと思ってアニメを視聴してみました。

 

イラストもエナミカツミさんでバッカーノの時から好きなんですよね。アニメはほのぼの日常系でしたね。でもちょっと異世界風味。ちょっと思い描いていたのとは違いましたが、ゆるい感じでよい感じです。もっと手に汗握る冒険をするんだと思っていました。

2巻以降の感想はこちらから
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味を文章で表現

ということで意を決して小説も手にとってみました。文章で食べ物を表現するってすごいですよね。どんな感じになっているんでしょうか?読み手側に想像力がないと伝わらないような気がしますが、料理の味などをどのように表現されているのかとても気になります。ではいざ読書開始です。

 

 

設定

店主の説明がきちんとしてあってよかったです。アニメだと誰だろう?先代ってそもそも血縁?お父さん?おじいちゃん?って感じだったんで、冒頭から説明があってよかったです。東京の銀座とかかと思っていたら、県内ってあるんで別ですね。しかも商店街らしいですね。さらに洋食屋ねこやは地下にあるんですね。びっくりです。

 

 

アニメだと何の説明もなく始まるんで、こっちが勝手に想像しなきゃいけないんですよね。そもそもこっちの世界なの?日本人なの?どういうこと?っていろいろ疑問ばっかりなのに、話がどんどん進んでいくんでびっくりしました。今回小説ではおじいちゃんの出身地とかおじいちゃんは猫派とか、なかなか興味深い設定がわかりました。

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

小説だとアルバイトの女の子アレッタちゃんの話が1話目じゃないんですね。順番が違うのかな?ドラゴンのお姉さんもいないですしね。そのうち出てくるのかな?

 

 

それにしても食べ物の描写がすごいですね。お腹がすいている時に読むと余計に食べたくなると思っていたんですが、食後に読んでも、よだれがでそうです(笑)いったい、この本はいつ読めばいいんでしょうか?

 

 

話は短いですね。短編の集まりです。アニメとおんなじくらいですね。でもアニメより心情が表されていてよいですね。アニメだとおんなじメニューしか食べてないみたいな感じですが、みんな1番のお気に入り以外も食べているようです(笑)でも基本、お気に入りの食事ばかり食べているっぽいですけどね。

 

 

アニメと小説の違い

基本、アニメと小説の違いはそれほどないですね。ただ、小説の方が登場人物の心情や背景が詳しくわかります。コーヒーフロートのお話はアニメとちょっと違いましたね。アニメの方が小説の1歩先を行くという感じでしたね(と思ったら異世界食堂2巻のクリームソーダのエピソードだったみたいです)

 

アレッタちゃんの話がアニメでは1話なのに、豚の角煮の話は2話目とかじゃないんですね。はやく豚の角煮の話がアニメで見たいですね。ちょい役の山田さんが気になります。ふつうのこっちの世界の会社員ってなんか安心します(笑)もっとこっちの世界の人とか出て欲しいですね。

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