浅葉なつ

神様の御用人7巻 感想

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神様の御用人7 (メディアワークス文庫)

 

神様の御用人7巻、今回は月読命(つくよみのみこと)のお話ですね。ほんとど昔の資料だと古事記1ヶ所ぐらいにしか登場していないと言われている神様なんですよね。天照大神とスサノオノミコトと一緒に産まれた神様なのにねと思うとすごく不思議ですよね。それにしては物語とかゲームとかでは月読命さんはよく登場している気がしますけどね(笑)個人的には勝手に月読命さんは、角髪(みずら)結いの中性的でクールな美形だと思っています。本当に古来から古事記のここ1化箇所にしか記述がないのか、長い年月を経て資料が失われてしなったのかとか想像するだけでわくわくしちゃいます。古代ってそういうところにロマンを感じます。想像や妄想の余地があることが楽しいです。神様の御用人7巻ではどんなふうにアレンジされているのかとても楽しみです。

 

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神様の御用人6巻 感想

 

最高におもしろかった

すごくおもしろかったです。いつも私が望んでいる黄金1匹(柱)と藤原良彦、吉田穂乃香、藤波孝太郎3人で力を合わせて世界を救うお話ではなかったですが(笑)とてもよかったです。よく練られた話で感心しちゃいました。そして涙なしでは語れない物語でした。こういう解釈が出来るって素敵ですね。まぁ神様の成り立ちとか、あり方とかを深く考察しちゃうと、わけわかんなくなっちゃいますけどね(笑)

 

 

そして今回は良彦メインではなく、神様メインの心情といった感じでしたね。いろいろな神話や伝説、物語の新しい解釈として、そしてすごく納得できる感じに仕上がっていておもしろかったです。ネタバレするのはもったいないので、その辺のお話は敢えてここでは語りません。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

最後の復活の条件みたいなのは私が予想したのとは違った展開だったので、ちょっと残念でした。新キャラさんの出番かと思ったんですけどね。それはそれ、これはこれでしたね。今回、穂乃香ちゃんの高校生活最後に呪縛が解けたみたいなのはよかったんですが、良彦や御用関係とはあまり関係なかったですし、天眼のことは一切関係なかったのが悲しかったです。もうちょっと神様系に絡めて欲しかったですね。

 

 

レギュラー化して欲しい

登場人物紹介にいる人を見て、前回から気に入っていたこの人のレギュラー化が決定したの!?って喜びましたが、なかなか出てきませんね。と思ったら最後にちょこっとだけの登場でしたね。でも登場してくれただけでうれしいです。今後もちょくちょく絡んでくるとうれしいですね。穂乃香ちゃんが大学生になったら、良彦との関係も進展したりするんでしょうか?

 

 

神様の御用人8巻も楽しみ

もふもふふさふさの方位神黄金様の過去に何が!?またまたいい感じの終わり方でしたね。神様の御用人8巻がとても楽しみです。またまた世界は救わないかもしれないですが(笑)続きを楽しみにしています。そして私は第1作目の良彦と黄金の出会いをすっかり忘れていますね。どういう御用の内容でしたっけ???作中でスイーツのお話にちょこっと触れていますが、詳細を忘れています。