日向夏

薬屋のひとりごと7巻 感想

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薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)

新刊の発売を毎回とても楽しみにしている薬屋のひとりごとの7巻を読み終えました。今回もすごくおもしろくてあっという間に読み終えてしまいました。大満足です。相変わらず、つっこみ要素ありの文章がおもしろかったです。薬屋のひとりごとは、淡々としている女性主人公が冷静に謎を解いていくというのがいいですね。

 

普通だとここで、不器用だけど前向きに明るく一所懸命にがんばっちゃう女の子が活躍するんですけど、そうじゃないところが安心してなおかつ楽しく共感して読めます(笑)今回そろそろ登場人物一覧表が欲しいなと思っていたら、人物紹介がついていました。イラスト付きだともっとわかりやすかったんですが、うれしかったです。

今までのおさらいはこちらから
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薬屋のひとりごと7巻 感想

もう最初の頃の話はすっかり忘れています。玉葉后や梨花妃の話なんてすっかり忘れていますよ。1巻ぐらいのお話でしたっけ?と思ったら最近の白娘々のこともすっかり忘れています。私の脳みそ大丈夫かな?(笑)なんかすごくおもしろいって思った記憶はあるんですが、詳細が思い出せません。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

小ネタの使いどころが上手

相変わらずいろんな小さい知識を上手に組み合わせてあるなと感心させれます。私もそれ知ってる知ってる!!今度何かに使いたいよねと思っていた私も知っている知識ですが、その小さな豆知識や小ネタを上手に料理して、それを読者におもしろいなと思って納得させる力が羨ましいです。なんでそうなったの?とか疑問を抱く問題が、理屈を伴って納得しながら、かみ締められるって楽しいです。

 

今回は話の流れがとてもよかったです。読み手の感情が無理やり途切れさせらることがなく、ストレスなく読み進められました。とてもおもしろかったです。文章構成がとてもよかったです。個人的には子どもっぽく拗ねる猫猫や他人のためを思って熱くなれる猫猫が見れて大満足です。彼女も人間なんだなぁとなんか安心しました。

 

新キャラさんたちもいい感じ

新しいキャラもどうなることやらと思っていましたが、いい感じになっています。人物を描くのが上手ですね。どのキャラもいい意味で味があっておもしろいです。猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)の関係もちょっと進んだでしょうか?いい感じですね。

 

でもあのことにはどう決着をつけるんでしょうか?というか落としどころがあるんでしょうか?彼らの手腕に期待ですね。今回もすごくおもしろかったです。ということで薬屋のひとりごと8巻もとても楽しみです。