葉山透

それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル 感想

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それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル

 

私が大好きな小説0能者ミナトシリーズの作者さん葉山透さんが他の小説を書いていたなんて知りませんでした。もっとはやく気がつきたかったです。どうやったら新刊情報って手に入るんでしょうか?常にアンテナを張れるように気をつけているつもりなんでけどね。

 

 

そんなわけで葉山透さんの「それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル」を手にとってみました。文庫本ではなく単行本です。単行本って読む時に、本が重くて手首が痛くなるので嫌いなんですよね(笑)表紙はオレンジ色でとってもきれいです。表紙のイラストもよく見かける感じの絵です。たまにあぁあのイラストレーターさんだね、と思うと違う人だったりすることがあります。似ている絵柄の人って結構いるもんなんですね、と驚いたことがあるのを思い出しました。今回もそのどちらかの方のイラストだと思われます。じゃなくて何人かいるのかもしれません。

 

それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル 感想

すごくおもしろかったです。私にも欲しい。美少年で頭がよくて有能(?)な変人ツンデレさんが(笑)テンポがよくて読みやすいお話でした。続きがどうなるんだろうとわくわくして読み進められるので、あっとういう前に読み終えちゃいました。後読感がよくてうれしいです。今とても満たされた気持ちです。

 

 ※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

宇宙人やUMAなどの不思議系なお話は好きなので楽しかったです。編集部でのお仕事のお話は最初の数話だけで、あとは編集者の園田雛子ちゃんと男子高校生の二宮竜胆くんの宇宙人物語でした。2人の関係もつかず離れずな、清潔感あふれる感じでよかったです。まぁ相手は男子高校生ですからね。これぐらいの適度な距離感とつっこみ具合が心情に優しかったです。「それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル」もおもしろかったのでぜひシリーズ化されることを希望します。

 

 

オカルト編集部

オカルト系の編集部という題材は瀬川貴次さんの「怪奇編集部トワイライト」の小説を思い出します。あちらは編集部の皆さんは和気藹々としていて楽しそうでしたけどね。そしてガチでホラーでした。こちらでは編集部の面々は編集長と金本さんしか出番はありませんでしたね。冒頭で名前の出ていた方、数名も登場するかと思っていたので、出番がなくてびっくりしました。今度は編集部のほかの皆さんも登場するといいなと思います。