瀬川貴次

化け芭蕉 縁切り塚の怪 感想

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化け芭蕉  縁切り塚の怪 (角川文庫)

 

おもしろかったので続編希望です。とってもおもしろかったです。とても読みやくてあっというまに読み終わってしまいました。副題がついていますがこれで終わりなんでしょうか?ぜひ続編を出して欲しいです。

 

有名どころ

そして宗房、惣五郎、万菊丸の3人で妖怪悪鬼のたぐいをばっさばっさと切り倒しながら俳句を読みつつ旅をして欲しいですね。有名な「奥の細道」や「笈の小文」なんかも絡んでくるとおもしろいですね。江戸に出てからもなんやかんや事件が起きると楽しいなぁと思います。ぜひ続きをよろしくお願いします。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

魅力的なキャラクターたち

万菊丸ちゃんがとっても人懐っこくてかわいかったです。惣五郎さんのあまりの変わりように主人公同様びっくりです。どっちも捨てがたいんですけど(笑)私は最初の頃の惣五郎さんの方が好みだなぁと思ったり。主人公家族もみんなよい感じです。妹のよしちゃん最高。そして「万菊丸の×××の図」なんて本当にあるんですね(笑)びっくりしました。現代までそんな絵が残っているなんてすごいですね。

 

 

本の帯についていたあおり文句を小説を読んだあとに読みました。うん、本を読んだ後で読んでよかったと思います(笑)これを最初に読んでいたら全く違う物語を自分で想像してなんか違うなと思っていたと思います。そういうことがあるので私は本のあらすじを読むのを躊躇することがよくあります。先入観なしで読んで楽しみたい派なんです。