奈波はるか

幕末舞妓、なみ香の秘密 感想

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幕末舞妓、なみ香の秘密 (集英社オレンジ文庫)

 

少年舞妓千代菊がいくシリーズが全54巻で終わってさみしく思っていたら、奈波はるかさんの新刊を見つけちゃいました。新たな物語もまた舞妓さんなんですね。今度は幕末ですね。それにしても自分もよく54冊も読んだなぁと改めてびっくりしました。

 

少年舞妓千代菊の幕末タイムスリップ版

少年舞妓千代菊の幕末タイムスリップ版という感じです。設定的には主人公の小野貴史くんは全く岡村美希也くんと一緒という感じです。物語は1人称で進んでいきますし、しゃべり方や考え方も彼と同じですね。少年で舞妓さんもしちゃいますしね。今回は舞妓さんという仕事よりも幕末の歴史に焦点が置かれている物語のように感じました。

 

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です。

 

 

新たな物語もまた舞妓さんなんですね。今度は幕末ですね。また同じような話なんでしょうか?そういえば新撰組っぽい感じの千代菊番外編みたいなのもありましたよね?人気がなかったのかそれ1巻しか出ませんでしたが…今度はどんな物語なんでしょうか。と思いながら読み進めていきました。

 

 

またちょっと岡村美希也くんに設定が似ている男の子が主人公ですね。そして幕末の伝説の舞妓がこの子っぽいですね。きっとそうですよね?タイムスリップ系の物語な気がしますね。というか妹ちゃんの方なんですね。少年舞妓ファンとしてはちらりでもいいからミキちゃんや楡崎のことが出てきてくれたら、うれしかったんですけどね。特別出演がなくて残念でした。

 

 

舞妓さん物語というよりは歴史物タイムスリップ物語

内容的には舞妓さんのお仕事にはあまり触れられていなくて拍子抜けでした。少年舞妓の魅力が生かされていませんでした。どちらかといえば松平容保さんのお話という感じでしたね。途中まですごくおもしろかったんですよ。この先どうなっちゃうの!?と手に汗握る感じでした。

 

 

途中まですごくおもしろかったのに!!

お話も盛り上がってきて楽しくなってきた!!と思ったらあれれ?という感じで急に終わってしまいました。残念でなりません。あのわくわく感、はらはら感、しんみり感をあの盛り上がった気持ちを返して!!人気が出たら続編が出るのかなって感じですね。最近の出版業界は大変なんでしょうね。物語の最後には毎回現代に帰ってくるって感じの設定でシリーズ化されることを期待しています。そして彼や彼とのあれこれを進めて欲しいですね(笑)2人とも素敵なキャラなので再登場を期待しています。