恩田陸

八月は冷たい城 感想

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八月は冷たい城 (ミステリーランド)

 

「七月に流れる花」の方から読まないといきなりネタバレになるのでご注意下さい。「七月に流れる花」の楽しさが半減しちゃいます。「八月は冷たい城」の物語の方がおどろおどろしくなっていますね。ホラー系?皆、生きて帰れるの?七月とはまた違った別の恐怖が襲い掛かってきます。グロ?ミステリ?どうなっちゃうのかすごく楽しみです。

 

今までのおさらいはこちらから

七月に流れる花 感想

 

独特の雰囲気が最高

読み終わりました。すごくおもしろかったです。特に最後はびっくりしちゃいましたね。やっぱりそうきたかって感じです。7月と8月の2冊に分けずに交互に書いていく演出手法でも楽しそうですけど、8月が7月のネタバレになっちゃうので難しいですよね。映画化とかされたら、とても魅力的でおもしろそうです。

 

 

どこかで見たことがある印象的で惹き込まれる素敵な絵だなと思っていたら、富安陽子さんの「ふたつの月の物語」の挿絵の方でした。酒井駒子さんとおっしゃるんですね。すっきりしました。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です。

 

少年と少女が出会った時系列がわからない。少年は来てすぐだけど、少女の方は結構、日にちが経ってた印象があったんですよね。でも少年たちも少女たちもこの城に来た日は一緒だって少年が言っていたと思ったんですけど、どういうこと???

 

 

なぜ子どもたちだけが閉じ込めらるのかの理由が判明しませんでしたね。ちょっとそこのところだけがすっきりしませんでした。大人だってあの城の行きたい人はいると思うんですけどね。

 

 

ミステリーランド

どうやらこれでミステリーランドが全30巻で完結したようです。ミステリーランドってまだやってたんですね(笑)創刊当時は好きなミステリー作家さんがいっぱいいて読み漁ったんですけどね。懐かしい。当時は全巻読破するぞ!!ぐらいの気持ちだったんですが時間とお金がない(笑)って諦めちゃいました。

 

たぶん今まで読んだ本です。半分も読めてなかったんですね。これを機に読んでなかった本を読んでみようかな。

・くらのかみ(小野不由美さん)
・子どもの王様(殊能将之さん)
・ぼくと未来屋の夏(はやみねかおるさん)
・鬼神伝 鬼の巻(高田崇史さん)
・探偵伯爵と僕(森博嗣 さん)
・いつか、ふたりは二匹(西澤保彦さん)

・鬼神伝 神の巻(高田崇史さん)
・ラインの虜囚(田中芳樹さん )
・銃とチョコレート(乙一 さん)

・酸素は鏡に映らない(上遠野浩平さん)
・ぼくが探偵だった夏(内田康夫さん)
・眠り姫とバンパイア(我孫子武丸さん)