山口幸三郎

猫曰く、エスパー課長は役に立たない。感想

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猫曰く、エスパー課長は役に立たない。<猫曰く、エスパー課長は役に立たない。> (メディアワークス文庫)

 

美少女や美少年、美女や美青年が主人公のラノベが多い昨今、猫とおっさんが主人公ってなかなかない設定ですよね。そして、猫というよりほとんどキモいおっさんが主人公です(笑)しかもおっさんは超能力者です。と言っても、ぶいぶいおらおら言わさせるかっこよくて強い主人公系ではありません。冴えないハゲかかっている中年サラリーマンのおっさんです。以前の私なら読まなかったジャンルですね(笑)この本は作者買いしたので、めぐり合えた一品ですね。

 

おじさんが主人公

最初はどうなんだろうって思いましたが、おもしろかったです。ほろりと泣けてくすっと笑える物語でした。最後は何かが起こりそうな予感で終わったので、次巻も楽しみです。題名にもなっている猫が気になっていたんですが、猫はいてもいなくても関係なかったですね。残念でした。もっと猫である必要性が欲しかったですね。

 

 

小心者でうだつのあがらない、そしてちょっときもい感じで、でも優しく気弱なサラリーマンが主人公です。冴えないどころか、ちょっと挙動不審すぎて、言動も緊張するとしゃべりも怪しくて不気味で怖いおじさんな気もしますが(笑)主人公が49歳のおじさんってなかなかないですよね。メディアワークス文庫ってこういうジャンル小説もあったんですね。と驚きました。ラノベだよね?中身がおじさんだけど外見が若者だよということでもなく、ふつうに外見も中身もおじさんでした(笑)というか中身は歳相応ではなく、かなり幼稚な気がしますけどね。

 

※以下ネタバレを含まない程度の感想です。

 

 

帰宅途中によくある風景

オヤジ狩りって言葉を久しぶりに聞きました。なめ猫ってなんですか?猫がぐれてるの???不良なの???娘ちゃんに同情します(笑)

 

 

社内恋愛によくわる風景

恋は異な物、味な物。私、なぜか恋は異なもの、妙なものって覚えてたんですがなんででしょうか(笑)漫画か何かの影響でしょうか。偉人の名前がもじってあったりしているものとかも、間違って認識しちゃってることとかありますよね。そしてこの物語が1番怖かったです!!

 

 

競技大会によくある風景

くすりと笑えるところと、泣けるところのバランスがよかったです。

 

 

趣味道楽によくある風景

主人公と妻との馴れ初めが気になります。怖そうだと思っていましたが、素敵な奥さんです。あの人はあぁいう隠れた趣味があるのかなぁという次回への予感かと思っていたら、全然違ってましたね(笑)ちょっと自分が予想したのと違う方向に行ってびっくりしました。