瀬川貴次

ばけもの好む中将6巻 美しき獣たち 感想

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ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫)

 

時は平安時代、ばけものや妖怪のたぐいが3度の飯より大好きな中将さんと、それにふりまわされる主人公の物語の6冊目です。本物の妖怪は出てきませんが、毎回すごく楽しいのです。主人公の12人もいるお姉さんたちも、それぞれ魅力的です。今回はどのお姉さんの登場でしょうか、楽しみです。

今までのおさらいと7巻以降の感想はこちらから
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登場人物紹介

ばけもの好む中将も6巻目にしてやっと、巻頭に人物相関図キャラ紹介が載っていて嬉しかったです。わかりやすいです。いつもどのお姉さんが誰だったっけ?と混乱していたのでよかったです。

 

4人いる中将さんたちの名前と人となりも書いてあったので、とてもわかりやすくてよかったです。あとは顔のイラストとかもつけてもらえると、頭の中で登場人物をよりイメージしやすくなりますね。お願いします。

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

そして宗孝の言う「普通の人妻」の9番目の姉上が満を持しての初登場です。うん、やっぱり彼女も普通じゃないですね(笑)今回も楽しかったです。個人的には若草と真白の君の恋物語が気になります。それにしても十一の姉上の行動と勇ましさも、十二の姉上っぽかったんですね。最初十二の姉かと思って、なんでこんなところにいるのかなとびっくりしました。

 

今回は宗孝さんのかっこいい見せ場が2箇所もあってよかったです。思わず惚れ惚れしちゃうくらい、かっこいいシーンでしたね。これぞ主人公って感じですね。ってこの物語の主人公は題名にある中将さん?私は語り部の宗孝さんが主人公な気がしているんですが、どうなんでしょうか?

 

怪異めぐり

それにしても女性のドロドロは見たくないものです。楽しく軽快に化け物探しに出かけて欲しいですね。って今、気が付きましたけど、今回は中将と宗孝は化け物見物をほとんどしてなかったですね。それでも物語はとてもおもしろかったです。

 

今後の展開にも期待

そろそろ十番目の姉君の活躍がみたいところですね。彼女が何をしているのかも気になります。そして意外に今後も九番目の姉上が登場しそうな気配ですね。続きもとても楽しみです。

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