樹のえる

探偵はフェイクを見抜く 感想

探偵はフェイクを見抜く (メディアワークス文庫)

 

樹のえるさんの「レイカ警視庁刑事部捜査零課シリーズ」の小説が好きだったので今回の「探偵はフェイクを見抜く」の発売をとても楽しみにしていました。

 

 

表紙の色合いがとてもいい雰囲気で好きです。革靴の色のこだわりがまたいいですね。そして海外ドラマでよくみかけるケイタリングの食べ物みたいなのが気になります。中華料理なんですかね?中には何が入っているんでしょうか?お箸で食べるものってなんでしょうか?

 

探偵はフェイクを見抜く 感想

おもしろかったです。探偵さん(乃万亜門のまあもん)は理知的で優しいいい大人でした。ハイテク少年(千秋虎次郎ちあきこじろう)も心が優しくいい子でした。物語のまとまりもよく、心に響く暖かい感じで、読みやすくよかったです。全体的な流れもとてもよく、読みやすくおもしろかったです。ぜひシリーズ化して欲しいです。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

半ドン

物語りは現代で、時代はハイテクでSNSとか炎上とか表現されているのに、半ドンとか久しぶりに聞きました。ちょっと古めかしい感じがしちゃいました。まだそういう言い回しってするんですかね?土曜日は半日だけ学校に出て、午後は休みっていう時間割は今はなくなりましたよね。

 

 

小学生の低学年の頃は水曜日も半ドンとか言ってましたね。地域性の問題だったんでしょうか?それとも時代?最近は完全週休2日制が一般的になっちゃたので、半ドンはなじみが薄れちゃったのかもしれませんね。

 

 

静電気の恐怖

私も静電気がすごい人間なので、乃万亜門さんの苦悩がわかります。駅の改札で切符を入れれば、バチってくるし、電車の中の金属の手すりにつかまってもバチってくるし、部屋のドアとか、車のドアとかも要注意です。バチバチきてすごく痛いです。涙目になります。冬は静電気除去できるキーホルダーや静電気を放電してくるアイテムが手放せません。

 

 

スマホは、皮手袋にタッチペンを使えば、スクロールできるんじゃないんですかね?と思っちゃいました。亜門さんの頭の良さならもっといろいろ方法が思い浮かぶと思うんですけどね。あとテレビは見れるの?とかデジカメはだめでも写るんです系は大丈夫なの?などとちょっと小さいことが気になります。皮の手袋をしているから大丈夫っていうことなんでしょうか?

 

 

シャドウ・ウィスパーの正体

シャドウ・ウィスパーはあの人だよね?と冒頭で思わせ、それからの流であれ?違ったかな?と思わせつつのどんでん返し的な手法でおもしろかったです。私の純粋な気持ちの涙を返して欲しいですね(笑)それにしてもネットやSNSの使い方や付き合い方を考えさせられましたね。怖いですね。匿名だからとかそういうのでもなく、民衆の大衆性というかなんというか集団心理というんでしょうか。

 

 

捏造に騙されるとか、煽られるというか洗脳されるというか、でも真偽のほどは自分ではわかんないし、拡散するという行為も慎重にしなきゃいけないんですね。フェイクニュースも怖いですね。などと時代の最先端の危険性に純粋にぞくっとする恐怖を感じました。昔なら感じなかった恐怖なんでしょうね。

 

 

2人の馴れ初めは事件だったんだろうか?

コジローくんと探偵さんの出会いが知りたいですね。年齢(高校生とおじさん?お兄さん?)も傾向(ハイテク少年とアナログ探偵)も違う2人がどうして協力し合うことになったんでしょうか?コジローくんが、どうして探偵の助手になったのか知りたいですね。そのうちおいおい語られるんでしょうか?楽しみにしています。

 

 

探偵はフェイクを見抜くの続編希望

表紙に1巻って書いてないのが不安ですが、ぜひ続編を希望します。コジロー君のお母さんがみつけるお話なのかなと思っていたら、1巻ではみつかりませんでしたね。今後すごい謎とともに見つかって欲しいです。あとコジローくんのお父さんがどういう人物なのか、気になりますね。彼ら家族のことも語れることを期待しています。