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十二人の死にたい子どもたち 感想

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十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)

 

「十二人の死にたい子どもたち」という小説は、映画化もされ、漫画バージョンもありましたよね?たぶんその前からこの小説のことが気になっていたんですが、やっとこの度、小説を手に取ることができました。作者は、冲方丁(うぶかたとう)さんです。

 

普通に読んだら「おきかたちょう」さんって読んじゃいます。「冲」この字も「おき(沖)」の「さんずい」じゃなくて「にすい」なのにも気付かなかったりしますよね。絶対、知らなかったら読めない漢字ですよね。

 

作者さんのお名前は聞いたことがありますが、この方の作品を読むのは初めてです。どんな文章を書かれるのかとても楽しみです。

十二人の死にたい子どもたち 感想

最後はどうやって話がまとまるのかなと、続きが気になって一気に読んじゃいました。大きな流れとしてはきっと最後はそうなるだろうなって予想はついていたんで、そこは驚けなかったのが残念でしたけどおもしろかったです。事件の内容ももっと陰惨なものかと思っていたので、ちょっぴり残念でした。

 

でもこれぐらいマイルドな方が「子どもたち」なのかもしれませんね。ということでまた別なバージョンも読んでみたいですね。映画の予告のようなホラーサスペンスミステリーでちょっと猟奇的でグロテスク!?なものを期待しながら見ると、全然違う物語なので拍子抜けするかもですね。

 

全体的にキャラもたっていておもしろかったんですが、ただちょっと女性チームの性格に、共感とか感情移入ができなくて辛かったですね。もっと素直でいい子や、頭のいい子が欲しかったです。

 

みんな結構、気が強くて自己中って感じなのが読んでいて不快でしたね。男性チームは特に嫌になる感じの子はいなかったですね。サトシくんとシンジロウくんが素敵なキャラでした。

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

一気に登場人物が12人って覚えられるかな思いましたが、意外に覚えられるものですね。そういえば映画化もされていたから、キャストのビジュアルを思い浮かべると想像しやすいのかなと思って誰が演じているのかを調べてみました。

 

でもちょっと小説の描写と違って年齢が上だったり、ボウズ頭じゃなかったりしたので、やっぱり自分の想像力の中の登場人物で対応しようと思います。でも忘れそうなので自分用の簡易メモを記しておきます。番号と名前とか年齢とか印象などわかる範囲内(初期設定)で書いておきます。

 

登場人物の番号と名前と特徴

1番 サトシ 管理者 礼儀正しく鷹揚として動じない感じの少年 14歳

2番 ケンイチ 弱い感じの子 16歳

3番 ミツエ ロリータファッション(作中でピンクなのにゴスロリ衣装って表現されていて???ピンクはゴシックなんでしょうか?) 自己中でキャンキャンわめく印象 誰かの後追い?

4番 リョウコ 芸能人? マスク姿でニット帽子で顔を隠す感じ

5番 シンジロウ 理知的な感じ 背が低い おしゃれなハンチング帽 病気? 17歳

6番 メイコ 誰かに依存していないと不安な子? 頭にピンクの造花

7番 アンリ 気が強くてリーダーじゃないと気がすまないタイプ?(仕切り魔) 長い黒髪 黒の洋服

8番 タカヒロ しゃべるのが苦手 病院通い 眠りたい

9番 ノブオ メガネでボウズ頭

10番 セイゴ 派手なTシャツ 大柄 15歳

11番 マイ ちょっと学力が心配な感じの子? 病気? 金髪に日焼け肌でスカートが短い制服着用

12番 ユキ 大人しい 引きづられる裸足を目撃。だが黙っている。

 

女の子たちの性格が残念

女性陣の性格が残念な人が多くて、読むのがちょっと辛いですね。どうして、わめく?どうして他人の話きかない?どうして自分の意見を押し付ける?って感じですね。男性諸君の性格は、そこまで気にならない感じですね。

 

後日談

誰かマイちゃんにその病気のことを教えてあげようね。無知は罪だなって思っちゃいますね。ちゃんと大人が子どもを教育していかなくちゃですね。あとは皆がまた再会して楽しく仲間として接しているところをみたいですね。何年後かの同窓会みたいな感じの後日談が見たいですね。

 

シンジロウくんとサトシくんが素敵なキャラだったので、またどこかで会えたらいいですね。ついでいうと映画の予告編で見た時計の文字盤の数字より、自分が想像した番号札の方がおしゃれでした(笑)そんなこともあるもんなんですね。