浅葉なつ

神様の御用人8巻 感想

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神様の御用人8 (メディアワークス文庫)

 

神様の御用人シリーズももう8冊目なんですね。確か前回、黄金が実はすごいことになっていた!?で終わっていましたよね。さて今回、黄金のモフモフさんがどうなってしまうのか気になります。

今までのおさらいはこちらから
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神様の御用人8巻 感想 

狐の黄金さんの話かと思いきや、冒頭は案山子さんのお話でした。良彦が愉快な仲間たちと楽しく行動しています(笑)動物の保護者的存在です。でもこれ、他の人には見えないから、良彦ひとりだけが道化みたいですよね。っていうか危ない人と思われて警察を呼ばれないか心配です。

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

 

案山子が見た空

1話目は本当に良彦と動物たちというか、良彦が動物の世話をしているっていう微笑ましいお話でしたね。神様たちも食事をするのね。それを見ることができない人たちが見てると良彦ってひとりでどういう風に映っているのかいつも気になります。勝手にホットケーキが中で消えるのかな?

 

真・大和屋金長伝

狐の神様がいるんだから、狸の神様もいていいですよね。2話目の狸はいいお話でした。思わず涙してしまいました。元ネタのお話の存在を知らなかったので、新鮮な気持ちで読むことができました。映画にもなっているんですか?驚きでした。

 

私が知っている狸の話って、かちかち山、ぶんぶく茶釜、ぽんぽこ合戦(?)とかですからね。昔の歴史の資料を探して研究するのはおもしろそうですね。大変そうではなりますけどね。

 

世は変われども 神は変わらず

3話目もよいお話でした。また最後付近で涙がぶわっと出てしまいました。本当に最近、涙腺が弱くなっていてびっくりします。孝太郎くんが出てきてくれてうれしかったです。彼もそろそろ御用関係のことに巻き込んで欲しいですよね。

 

穂乃香ちゃんが出ないなぁと思っていたら最後の最後にご登場でした。良彦くんと幸せになれるといいね。そしてあのシスコン兄貴の出番はなかったですね。またいつか彼にもご登場願いたいものです。

 

黄金メインの物語はいかに

そして8巻では7巻の最後にあったおもしろくなりそうな予感の黄金ちゃんの話が全く出てきませんでしたね。今回は本当にただの食いしん坊の狐ペットでしたもんね。ちょっと不満です。

 

ぜひ9巻で黄金ちゃんの話がメインで進められますようにと願っています。もしくは良彦、孝太郎、穂乃香と1匹で日本を救う大事件でも起きないかなと密かに期待しています。本当に今回は良彦と動物たちといった雰囲気でしたね。神様って動物の姿をとることが多いんでしょうか???