今村昌弘

屍人荘の殺人シリーズ2巻 魔眼の匣の殺人 感想

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魔眼の匣の殺人

 

今回の「魔眼の匣(まがんのはこ)の殺人」は前回びっくりな○○○事件で大変驚いた小説「屍人荘(しじんそう)の殺人」の続編です。一応、前回で思わせぶりな書き方から始まっていたので、人気が出たら続編が出るパターンかなと思っていました。

 

そしてなんと前作の屍人荘の殺人が映画化決定ということで、めちゃめちゃ人気が出てたんですね。とういことであれをどう映画化、しかも実写化するかはとても気になるところです。

今までのおさらいはこちらから
屍人荘の殺人 感想

屍人荘の殺人シリーズ2巻 魔眼の匣の殺人 感想

読み終わりました。読みやすくて、おもしろかったです。あっという間に読んでしまいました。犯人の動機が、もっと納得できるものだとよかったんですけどね。でも最後の最後の最後がよかったですね。途中はちょっと心配でしたが、十分楽しめました。どうやら続編がありそうな終わり方をしていたので、3巻目も楽しみです。

 

そして、この女は悪魔というより死神なんだろうか!!呪いよりももっと悪質なんじゃないだろうかと思った次第でした。やっぱりそういうところが、私が彼女を好きになれない理由のひとつなのかもしれません。したたかというか、えげつないというか。そして今回の物語の教訓としては、不幸な予言は、誰にも言っちゃダメってことでしょうか(笑)

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

 

クローズドサークル系

またクローズドサークル系ですが、またとんでもな要素が入ってくるんでしょうか?楽しみです。もう行き着くとこまで行っちゃって欲しいですね。突き抜けて欲しいです。ミステリ系も好きですけど、ファンタジー路線も好きなので、楽しみです。今回もちょっと怪しい雰囲気ですね。金田一少年の事件簿的な雰囲気もあって好きです。

 

今回は○○○物なんですね。表紙の子の耳が、伸びてるイラストに見えて、魔眼ってあるし悪魔っ子かなと思ったんですけど、あの左側の白い部分ってなんなんでしょうか???急にファンタジー路線の違う小説になったのかと勝手に思っちゃいましたが、1ページ目を開いたら、ちゃんと屍人荘の殺人の続編でした。

 

ヒロインが苦手

でもどうしても本作のヒロイン剣崎比留子さんが好きになれない。自分の呪い体質を嘆くのはいいんですけど、それに行動が伴っていなくて、もやもやします。家から出るなとは言わないけど、余計な事件に首を突っ込むなよ!!と言いたい。彼女の所為で、死ななくてもいい人間が死んじゃってるんじゃないかなって思うんですよね。

 

前回の時は彼女が付いていこうが行かなかろうが事件は起こっていたとは思うんですけどね。そうすれば主人公(語り部?)葉村譲くんと明智さんの2人で謎を解いていくパターンになって、それででよかったと思うですよね。そして時々ひるこさんと推理合戦の探偵ライバル対決をする、ぐらいのノリが私好みだったのかもしれません。

 

人形の数が減る

フェルト人形が一体ずつ消えていったりするのかな。と思ったら、やっぱりそんな展開になりましたね。まぁ、思わせぶりな人形でしたからね。王寺さんが怪しいのかな。誰かの孫だったりするのかな。クローズドサークル系のミステリで必ず読者が思ってしまうこと、ひとつの部屋にみんないればいいじゃん!!

 

なぜ集団行動ではなく単独行動するのという葛藤が上手に描かれていましたね。やっぱり疑心暗鬼のまま、殺人鬼と同じ部屋にいるというのも、かなりの葛藤でストレスだということがわかりました(笑)

 

ヒル

「ひるこ」って名前を子どもにつけるのはどうだろうって前々から思っていましたが、わざとだったんですね。「ヒルコ」ってあの「蛭子」のことだよねと私が思っていた通りの理由でしたし、ひるこさんの両親って、ひどいな、おいっ!!って感じですね。

 

先を予想する

これはきっと比留子さんの作戦だと思う。じゃないとつまらないですよね。と予想しながら先を読み進めていきます。私は読書もドラマも自分なりに先を予想しながら見ます。当然、他の人もそうやって見ているかと思ったら違うんですね。

 

私がきっと次の展開はこうなるはず!!とか言ってそれが当たっているとひどく驚かれます。他の人はただあるがままに流れてくる情報を見ているって感じなんでしょうか?

 

私は脳みそフル稼働させて、こうなったらおもしろそうとか、こういう論理展開にしないと飽きられるとか考えながら見るので、読書もドラマを見るのもすごく疲れます。楽しいんですけど、すごく疲れます。

 

でも自分の予想が当たっていた時はうれしいです。また予想が外れてすごくつまんなくなっていた時は、私が予想したシナリオ展開にしたほうが絶対におもしろくなるのに!!と思うこともしばしばです。

 

圧巻の結末を

ということでもちろんミステリは犯人を予想しながら読みます。だからなのか先が予想できない恋愛物とか感動物とか苦手です。きちんと最後に最高のオチが欲しいんですよね。私の予想を遥かに超える展開とか、上手な伏線回収だとか、予想を裏切られたけど期待は裏切られなかった物語とか最高ですね。

 

なので構成が上手な物語とかには感銘を受けます。脱帽して尊敬します。そんな物語に出会えたと時はとても幸せな気分になれます。感動し増す。所謂、至福の時ですね。

 

神紅のワトソン

神紅のワトソンって何?調べたら、ワインの名前とかがヒットしちゃいました。実は思ったら大学の名前でしたっけ???大学で真面目に講義受けている描写がないので大学の名前なんて忘れています。大学の学食しか思い出がありません(笑)

 

ホラー展開?

純くん、怖い!!純粋が故にって感じですね。これからホラー展開になったらどうしよう。などとかなり怖い思わせぶりな台詞を吐く純くんでしたが、何もなかったですね。主人公のはやとちりな感じだったんでしょうか?ホラー系で発展されてくれてもよかったんですが、事態の収拾がつかないかもしれないですもんね。

 

って思ったら別のところでホラー展開がありましたね。びっくりです。そうかなぁとは思っていたんですけどね。比留子さんによく似た女の子の情報も、今後どこかで絡んでくるとうれしいです。そして意外に師々田さんの親子がいい味を出していました。

 

怖いのは人間の心理なのか

今回のお話のポイントは、人間の疑心暗鬼って怖いなってことなんでしょうか?うーん、もっとすごい同情や共感や納得ができる動機が欲しかったですね。と思ったら最後はよかったですね。そして最後の最後の比留子さんの台詞が怖かったです。

 

やっぱり、この女性のことは好きになれそうにないなって感じですね。今回もどうやら続編がありそうな終わり方をしていたので、3巻目も楽しみです。そして今回の犯人は、本当にかわいそうだったなと思いま

す。