森博嗣

Wシリーズ7巻 ペガサスの解は虚栄か? 感想

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ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)

 

人間とロボット(ウォーカロン)の近未来のお話です。実際に起こりそうな感じで恐怖を感じますね。前回、人間関係に変化が訪れそうって感じで終わっていましたよね。あの人たちの関係性はどう変わるんでしょうか?そして1番気になる「名前を言ってはいけないあの人(笑)」は登場するんでしょうか?

今までのおさらいと8巻以降の感想はこちらから
Wシリーズ1巻 彼女は一人で歩くのか? 感想
Wシリーズ2巻 魔法の色を知っているか? 感想
Wシリーズ3巻 風は青海を渡るのか? 感想
Wシリーズ4巻 デボラ、眠っているのか? 感想
Wシリーズ5巻 私たちは生きているのか? 感想
Wシリーズ6巻 青白く輝く月を見たか? 感想
Wシリーズ8巻 血か、死か、無か? 感想
Wシリーズ9巻 天空の矢はどこへ? 感想
Wシリーズ10巻 人間のように泣いたのか? 感想

人間とは?

人間と機械の違いとは、人間のあいまいさと機械の正確さの違いなんでしょうかね。あとは血縁関係や母親とは何かを考えさせられちゃいましたね。今回もすごくおもしろかったです!!

 

手に汗握るというよりは、この内容の行方はどうなるの?みたいな感じで頭脳をフル回転させながらの読書時間が楽しかったです。あれはこういうことなんだろうか?これはどういう意味?どうなるの?あれはそうなるんだろうか?などなど考えながら読んでいました。

※以下ネタバレは含まない程度の感想です

 

ということで途中まで、何が起きているのかわからず混乱するみたいな感じですごく楽しかったです。ただ、最後はそれでいいの?ってちょっと拍子抜けになってしまいました。あの問題は存在しなかったの?それとも本当はあったの?とちょっと混乱しています。でもこの混乱さえ楽しかったです。

 

クローン技術

クローン技術に抵抗があるのは、ただの感情や倫理なんでしょうか?権力にむさぼられたらどうしようという恐怖心なんでしょうか?それとも見切り発車で挑戦して取り返しがつかなくなるかもしれないという後悔の念でしょうか?

 

など今回もいろいろ考えさせられるお話で楽しかったです。Wシリーズ8巻以降の「血か、死か、無か?」「天空の矢はどこへ?」も楽しみにしています。

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