七尾与史

山手線探偵1巻 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 感想

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山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 (ポプラ文庫)

「山手線探偵1巻 まわる各駅停車と消えたチワワの謎」は表紙のイラストがとってもかわいくて心惹かれて手にとってみた小説です。七尾与史さんのドS刑事が好きなので、同じ作者さんの小説ということで自分好みでおもしろい作品だといいなと期待に胸膨らませて読んでみました。

2巻以降の感想はこちらから
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山手線探偵1巻 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 感想

おもしろかったです。とても読みやく、謎もいろいろと推理しながら読めてよかったです。登場人物のキャラ3人もとてもよい感じでした。なかなかナイスなおじさん?青年?お兄さん?2人組みと小学生の女の子という組み合わせでした。ドS刑事より、とってもマイルドな小説でした。

※以下、ネタバレは含まない程度の感想です

 

ちょっとおなませな小学生がかわいかったです。最初、道山シホちゃんのお父さんが霧村雨さんの上司だと思っていたら違ったんですね。さらに勝手に刑事さんか何かだと思ってしまいました。彼と彼女の出会いは今後語られそうですね。そのお話も楽しみにしています。どうして大人と小学生が出会ったのか気になりますね。

 

男2人と女子小学生の3人組は他人から危ない関係に見られやしないか、他人事ながらひやひやしちゃいますね(笑)見知らぬ年上男性がランドセル背負っている少女と会話していたら、びっくりしちゃいますね。でも楽しそうに会話しているので犯罪性はない感じでいいですよね。大人ふたりが、小学生の女の子を子ども扱いしたりぜずに普通に接しているのに好感が持てます。

 

切ない思い出

そういえば母から聞いたんですが、私が小さい頃、父につられて2人ででかけたらしいんですが、それはそれは私が泣きじゃくったそうで、周囲に誘拐犯のように見られて嫌な思いをしたんだそうです。小さい頃の私にとっては、まぁ父なんて休日にしか見かけない知らないおじさんって感じだったんだと思います(笑)父はあんまり子煩悩なタイプでもなかったですしね。一緒になって遊んでくれた記憶もあんまりないですよね。だから懐かないのは当たり前だと思うんですよ。

 

それに私、人見知りの激しい子だったので、なおさらだったんじゃないでしょうか。といっても全く私の記憶にない父と2人のお出かけの思い出なんですけどね。出張に行ったらお土産を買ってきてくれたり、休日は一緒に遊んでくれるという友達のお父さんがすごくうらやましかったのを思い出しました。なんだか今そんなことを思い出して、ちょっぴり切ない気持ちになっています(笑)

 

続編

そんなこんなで山手線探偵の続編が出ているので、これから読もうと思います。楽しみです。彼らがどんな事件に遭遇するのか、またどういうふうに華麗の謎を解いてくれるのか楽しみです。今回はあんまり活躍していなかったミキミキさんこと本名三木幹夫さんの活躍もぜひ見てみたいです。今回はミキミキさんは切ない出来事は語ってくれましたけどね。ぜひ彼に輝かしい活躍の場を与えてあげて欲しいです。

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