詠坂雄二

インサート・コイン(ズ) 感想

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インサート・コイン(ズ) (光文社文庫)

私にとっては「遠海事件」「君待秋ラは透きとおる」「亡霊ふたり」に続いての詠坂雄二さんの小説です。今回は短編で綴られる物語でした。古いゲームのお話中心に語られています。古き良き時代のゲームという感じなのでしょうか?

インサート・コイン(ズ) 感想

結構ゲームの話でびっくりしました。それも結構前の。自分がわかるゲームのお話は楽しいです。ですが、知らないゲームの話の時は、まずどんなゲームなんだろうと想像しながら読まなくちゃいけないし、豆知識を披露されても、ふーんとしか思えないのが残念でしたね。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

リドルストーリー

2話目。こういうネタは結構みかけますよね。謎解きの解説がなくても、そういう理由だよねと自分で気付けたのがうれしいです。ブログでも赤い文字は使わない方がいいとかね。そういうお話をリドルストーリーというのを初めて知りました。

 

 

ミズシロちゃんが「亡霊ふたり」の近藤くんのお母さんだといいなって思っちゃいましたね。年代的には合ってるのかな?

 

 

ストリートファイター2

探偵の泥犬さんって誰のことなんだろう?きっと他の小説にも登場していますよね?藍川慎二さんって人?

 

 

ドラクエ3

ドラクエ1、2、3にそんな謎があるなんて知りませんでした。容量が小さいから文字が制限されていた、ぐらのネタしか知らなかったので、驚きでした。ドラクエ自体の謎は楽しかったです。

 

 

ですが、物語としてはあんなに、がんばって謎を作ったのに、なぜって気がして残念です。どうにかならなかったのかなって思っちゃいます。でも他人の気持ちなんて、わからないことの方が多いんでしょうね。ちょっと悲しくて切ないです。