詠坂雄二

リロ・グラ・シスタ 感想

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リロ・グラ・シスタ?the little glass sister? (光文社文庫)

私にとっては「遠海事件」「君待秋ラは透きとおる」「亡霊ふたり」「インサート・コイン(ズ)」に続いての詠坂雄二さんの小説です。

 

 

吏塚高校が廃校になってないんですね。ということはちょっと年代的には前のお話なんですね。この探偵さんは月島凪さん?違う人?もしかしてこのお話で吏塚高校に連発する不思議な事件が起こるんでしょうか?

リロ・グラ・シスタ 感想

薄紫色の文字とか、すごく読みづらいです。これが伏線じゃなかったらちょっと辛いです。何か意図があっての趣向だと思いたいです。そしてこんな高校生いないよ!!ってつっこみたくなるほどのハードボイルドスーパー探偵って感じですね。

 

 

でも名探偵コナンの世界にならたくさんいそうですけどね(笑)警察にばんばん意見を言って、謎を解いちゃう小学生がいるぐらいですから。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

どこかで見かけた登場人物?

県警の阿比留さんとか松代さんとか前に出てましたっけ?遠海事件の時の人でしたっけ?時野将自だれっだっけ?書店で一緒だった人?ミステリ好きのバイトさんでしたっけ?なんか見覚えのなる字面なんですよね。

 

 

トリック

主人公の名前がずっと出てなかったので、きっとそうなんだろうなとそっちのトリックは初めから睨んでいたので、それがあっていてうれしかったです。なんで墜落(投身)という形にしたのかという理由が最後にわかって、感心しました。

 

 

あとちょっと犯人にはびっくりしました。ってそんなにメンタル弱そうに見えないし、他にも、やりようはたくさんあったと思うんですけどね。そしてなんだかんだで死ななくてもいい人たちが死んじゃってるのが悲しかったです。楽山隆昭さんのキャラはよかったですね。またどこかで登場してくれることを願っています。

 

 

吏塚高校で何が起こったの?

2006年から2008年にかけて新聞沙汰になっているだけで8人が亡くなっていると、亡霊ふたりという小説で言ってますけど、この時点だと4人ですね。このあとまだ何か事件が起こったということですね。

 

 

吏塚高校で何があったんでしょうか。遠海市にも住みたくないですし、絶対に通いたくない高校ですね(笑)まぁだから廃校になったんでしょうけどね。