似鳥鶏

叙述トリック短編集 感想

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叙述トリック短編集

似鳥鶏さんの新刊は全部チェックしているつもりが、見逃していました。発売されてから数年経っているじゃないですか!!不覚です!!

叙述トリック短編集 感想

おもしろかったです。でも数か月にわたって、ゆっくり読んでいたので、冒頭の読者への挑戦状があることすら、すっかり忘れていました(笑)でもたぶん私はちゃんと当てられたと思いますよ!!

 

※以下、ネタバレを含む感想です

 

 

背中合わせの恋人

堀木さんはたぶん、松本さんと平松さんを勘違いしているよね。外見を見たことないんだもの。青春って感じでよかったです。こんなさわやか恋愛いいですね。

 

 

なんとなく買った本の結末

公衆電話から電話したのかな?携帯がない時代のお話かな?録音かな?どんぐりガムが懐かしいです。他の駄菓子は全然知りませんでした。

 

 

貧乏荘の怪事件

スープレードル。あれってそんな名前だったんですね。で、海参って何さ?ああ、あの生き物って、こんな漢字なんですね。って私、前にも他の小説を読んだ時に調べた気がします(笑)そして年末にこれを食べて、家族全員吐いちゃいました…

 

たぶん、この「なまこ」の所為だと思っているんですが、実際のところは何だったんでしょうか。他には、年越し用のおそばしか食べていませんしね。これしか原因が考えられないんですよね。

 

 

ニッポンを背負うこけし

別紙さんもひとりじゃなくて、たくさんいそうな感じですね。ひとりの時系列が違うだけって感じゃないですもんね。あれ?まさかの別紙さんはひとり?そこには叙述トリックはなかったのかな。珍し名字だからひとりと見せかけてのまさかの別紙一族とかって期待してたんだけどなぁ。でもまだ最後まで読んでみないとわかんないぞ、とかなんとかいろいろ考えながら読んでいたので、楽しかったです。

 

 

あとがき

あとがきも、いつものとおりぶっ飛んでいましたね。おもしろかったです。また別紙探偵事務所のホームズずとワトソンのお話が読みたいです。