城平京

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 感想

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虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

岩永琴子ちゃんと桜川九郎先輩が活躍する虚構推理です。理屈をこねくり回して、事実にしてしまう手腕がすごすぎます。そこは妖怪ファンタジー設定が関係なくて、現実世界に使える納得いく仕上がりになっていてびっくりします。すごいです。脱帽です。読んでいて納得できて楽しいです。そして今回の虚構推理の短編集は時系列的には鋼人七瀬より前でしょうか、あとでしょうか?

 

虚構推理はアニメ化するんですね。びっくりしました。琴子ちゃんの目や足のことはどう表現するんだろうって思いましたが、鋼の錬金術師とかもアニメになっているので、問題はないのかなという感じですね。虚構推理のアニメも楽しみにしています。琴子ちゃんの言動が品があっておしゃれになっていることを切に願います。

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虚構推理短編集 岩永琴子の出現 感想

安定のおもしろでした。おもしろくて続きがどうなるか気になるから先が読みたいけど、読むと読み終わっちゃうのでもったいなくて読めない!!という葛藤と戦いました(笑)そしてゆっくりじっくり堪能しました。はやくまた続編などの新たなる虚構推理シリーズが展開されることを願っています。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

第1話 ヌシの大蛇は聞いていた

豚汁作っちゃう九郎先輩が素敵です。この本を読んだ日の夕食は豚汁になりました(笑)おにぎりも食べたかったんですが、ちらし寿司だったのでまた違うに日に食べることにしました。

 

今回の詭弁もとい屁理屈も納得できておもしろかったです。真実より納得できる虚構をっことなんでしょうね。真実が必ずしも万人が納得できる理論的な物語ではないってことですね。

 

九郎先輩なりに琴子ちゃんのことを心配しているんですよね?痛い目見れば考え直すだろう作戦なんですよね?本人は痛いという感覚がわかんないですけどね(笑)でもそもそもなんで琴子ちゃんは食事しながら大蛇と会話してたんだろう???あやかしたちの話をごはん食べながら聞くのはマナー違反とかではないんでしょうか?

 

第2話 うなぎ屋の幸運日

ミステリ的な内容としてはありがちなネタですが、切り口がとてもよかったです。おもしろくて楽しめました。十条寺さんのキャラもよかったので、またどこかで登場する機会があるとうれしいです。

 

第3話 電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを

タイトルから想像すると、あの鼻が伸びちゃう人形関係のお話ですよね?

 

化け猫ちゃんと多恵さんのコンビが好きです。なんだかんだでかわいい組み合わせだと思うんですよ。このコンビの物語も始まるとうれしいです。ひとりと一匹で楽しくおかしく暮らしていけることを願っています。

 

九郎先輩は今回もこういう役回りなんですね。役回りというか彼の正しい使い道でしょうか?(笑)そして九郎先輩は九郎先輩なりに恋人を大切にしているんですよね?なんだかんだで手をつないだり、お泊りしたりしていますもんね。

 

第4話 ギロチン三四郎

琴子ちゃんの宿題を手伝ってあげたり、彼女ををちゃんと休ませたいとか九郎先輩はツンデレさんなのかなぁ。ぶっきらぼうな態度が多く、言動も彼女に対してはクールでそっけないことが多いですが、実は優しいのかなと期待しちゃいますよね。

 

今回は九郎先輩がしゃべりますね。大蛇さんもギロチンさんも同じような悩みを抱えていたことにびっくりです。そして人間(知恵の神)に聞いて、じぶんのもやもやを解消しようとするのも一緒ですね。そしてうっかり××しちゃっている九郎先輩。ちょっと情けないというか、頼りないというか、何しに来た、お主!?っていう感じでしたね。

 

第5話 幻の自販機

うどんの自販機が気になりますね。自分が食べたことあるのかないのかもわからないです。食べたことがあるとしたら小さい頃のことですよね。大人になってからはないですね。

 

ちょっと最後、あの人が不利になったらかわいそうって思いましたが、なんとか大丈夫なようですね。それ以外はとてもおもしろかったです。そして結局ふたりはラブラブということでいいんでしょうか?なかなか好きなカップルです。

 

そしてできれば、あの刑事さんには異世界に行ってもらいたかったですけどね。そしてあのうどんを食べて欲しかったです。でもそうすると、もっとややこしいことになっちゃうんで、この物語の趣旨には反しちゃいますけどね。でも彼には異世界の存在を知ってもらいたかったです。

 

最後に

岩永琴子の「出現」と聞いたら「逆襲」もあるのかなって連想してしまったのは、なんででしょう?(笑)例のとても、やっかいなあの人が、かかわってきそうな本編の続きも、はやく読めることを願っていますが、今回のように気軽に読める短編集もおもしろかったです。

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